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過去形アファメーション

  • 執筆者の写真: 今井 秀司
    今井 秀司
  • 4月17日
  • 読了時間: 3分

―― 過去形アファメーションで「確信の自分」をつくる。



「また失敗するかもしれない」「自分にはできないかもしれない」私たちは、何かに取り組む前に、自分を疑うような言葉を心の中で何度も繰り返していることがあります。こうした“無意識の自己否定”を、自分の手で切り替えていく技法のひとつが、アファメーションです。


アファメーションとは、自分自身に対して意図的に前向きな言葉を繰り返し語りかけ、思考や行動を整えていく習慣です。


私が特に効果を実感しているのは、「すでに達成した自分」として語る過去形アファメーションです。


「私は伝えた」「私は乗り越えた」「私はやりきった」


このように、“すでに実行した自分”として言い切ることで、脳と感情はその言葉に沿って反応し始めます。人間の脳は、想像と現実の区別があいまいです。繰り返された言葉を事実として受け取り、やがてその言葉にふさわしい感覚や行動を引き寄せていきます。

私はこのアファメーションを、毎朝ノートに達成したいことを15回ずつ手書きで書く習慣にしています。


例えば、「私はこの企画を成功させた」「私は大切な人との信頼を深めた」「私は自分の力を十分に発揮した」といったように、未来に実現させたいことを、すでに実現したかのように過去形で書きます


このシンプルな習慣によって、私は多くのことを達成してきました。商談の成功、新たな出会い、タイミングの良い機会との接点など、書いたことが“現実”として実現する場面が何度もありました。


大切なのは、「言葉を信じること」ではなく、「言葉が自分の行動や感情を整えてくれることを知ること」です。


日常の中で、次のようなアファメーションを活用してみてください。


・大切なプレゼンの前に 「私は伝えた」


・対人関係に不安があるとき 「私は信頼を築いた」


・初めての仕事に向かう朝に 「私はやり遂げた」


・迷いや落ち込みがある夜に 「私は立ち直った」


これらはすべて、未来の願望ではなく、「すでにその経験をした自分」として語る言葉です。それを繰り返すことで、言葉が感情を整え、行動の軸をつくります。


注意点がひとつあります。アファメーションを書くときは、必ず主語を「私」にしてください。「人はやればできる」「みんな頑張っている」といった一般的な表現では、効果は限定的です。「私は〇〇した」と、自分自身に語りかける言葉であることが重要です。


アファメーションは、外に向けた宣言ではなく、自分の内面と向き合う“整える言葉”です。


今日からひとつ、「私は〇〇した」と言い切る言葉をノートに書き出してみてください。その言葉が、あなたの感情を整え、行動を支える力になっていくはずです。




ピースライフジャパンの今井によるセルフマネジメントの重要性と具体的な方法を情報発信するウェブサイトコンテンツの名称です。随時更新。

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